灯篭の始まりは石の文化の国、お隣の韓国から伝わり、神社仏閣を奉る「燈明」として使われ始めました。

  ご先祖や神仏を奉る為にと社寺に奉納された石灯篭は、「荘厳な美しさ」と「気品のある端整な形」に人々が心を惹かれ、一般の庭園や茶庭にも置かれるようになりました。

  昼間は添景物として、夜は明かりを燈す道具として日本各地に広まり、色々な形状の灯篭が社寺、庭園、個人宅にて、先代から引き継がれて大事にされています。

  御影石で作られた石灯篭は耐久性にすぐれ、外部に放置して700年位では形は何も変わらないのです。日本最古の当麻寺の石灯篭は1200年を越えて、今尚現存しています。

    

「灯 篭」 の 効 果 

 

 灯篭の効果?目的?

  織部形 の灯篭は控えめな性格の灯篭になります。現代では人気のある灯篭です。この織部形を例にして灯篭の効果や目的をご案内します。

織 部 形

(埋け込み灯篭)

桂離宮の日本庭園でも織部型の原型が6点設置されてますが、純和風ではありません・・・それは

 江戸時代にキリスト教は幕府に禁じられた宗教でしたが、竿の部分にキリスト様のお姿を彫刻して信者が隠れて崇拝していました。竿の形状も十字架がモチーフになっています。別名キリシタン灯篭と呼ばれていました。またキリスト様を隠す目的で、竿をかなり深く土に埋めて設置しています。笠や火袋廻りの形状はどことなくヨーロピアンです。現在造られる灯篭には、「Fh9」と横に文字が彫られ、宝珠のデザインを変えたりしています。

3月頃に撮影しました自然の風景(下)

 


湧き水が流れる左の風景写真に、
上の灯篭の写真を合成して見ます

すると・・・何も違和感なく自然の風景に溶け込み、よりいっそう心地よさそうに見えます。都会の街並でも「灯篭」や「道しるべ」を見かけますと、何故か懐かしいと想います。

右の写真は合成しました

 「日本の心や文化」が目にする人の心の奥に宿っているからなのです。
 ご先祖から受け継いだ遺伝子に記憶された形は、否が応でも気持ちが落ち着き、懐かしさや安らぎを覚えるのです。

上の写真に限らず、
ご自宅の玄関脇、窓から目にする庭の片隅などに「灯篭」を据える事で、ストレスの多く忙しい現代社会から、時の経過を忘れられる、心地良い空間に変わります。
流行とは無縁の世代を超えて
楽しめる逸品でございます。

 坪 庭 プ ラ ン

入浴中に
見る坪庭
イメージスケッチ

約2m角の1坪程のスペースで、石橋も飛び石も手前の石は大きく、離れるに従い小さい石材を設置して遠近感を強調しています。

左のイラストを
上から見た場合

  自然のせせらぎが聞こえてきそうな小川のイメージの池庭です。枯れ池でも構わないのですが、川の縁の部分は土留めの石は、自然に並べて見えるようにします。将来、盛り土の部分に青々としたビロードのような苔が地面を覆えば、眺めはさらに心地良いと思います。掘り込み部分は防水シートを入れ水を貯め、池にした場合は鯉やメダカをいれる事でボウフラの発生も防ぎます。また、苔が育ちますと水辺が好きな野鳥、トンボ、蛍などもビオトープのように安心して寄って参ります。

 坪 庭

S邸〜浴室から見る〜坪庭の施工例


年月の経過で渋く「侘び」〜「寂び」も楽しめます。 夜間は時代劇の 
1シーンのように鈴虫の鳴き声が聞こえそうなほど風情があります。
主な使用石製品

池の縁石〜鳥海石
石橋12×15×120〜錆御影石縁石
石橋12×15×150〜錆御影石縁石
自然石水鉢〜1.5尺
織部灯篭〜錆御影石製4尺
錆御影のみ切り仕上げ飛び石40Ф
錆砂利5分 他

 

主 な 灯 篭 と 種 類

置き灯篭

蘭渓、六角置きなど

枯山水の庭、露天風呂、池庭、枯れ流れの通路など岬部分の灯台のような場所に設置します。石台や盛土に乗せて見る高さを調整します。座敷や縁台、露天風呂など、見る人が座って手元の近い場所に主に設置しますと落ち着き、至福の時間が味わえます。

玉 手
Tamate
角置き
Kakuoki
寸松庵
Sunsyoan

Misaki
雪 見
Yukimi

埋け込み灯篭

船着、雪ノ下、
水蛍、一月堂など

蹲や水鉢の廻りで鉢灯りや坪庭の演出として使われます。また庭の片隅や敷地の隅、木々の隙間から少しだけ見えるよう設置しますと庭全体が広く見せる効果もあります。

勧修寺
Kansyuji
織 部
Oribe
道 風
Doufu
小屋棒
Koyabo
梵 字
Bonji

立ち灯篭

太平形・御苑など

昔は人の集まる場所や曲がり角に街灯の様に設置して足元や廻りを照らしましたが、現代では座敷や玄関先から見える一番良い場所に設置します。家人が明るく立派な生涯を過ごせる様に「燈明」と同じ想いが形になりました。

奥之院
Okunoin
春 日
kasuga
柚之木
Yunoki
三月堂
Sangetudo
西ノ屋
Nisinoya
 「荘厳な美しさ」・・・

「気品のある端整な形」

それは・・・

庭の芸術品です

供養塔
Kuyoto
その他ご用意できます
蘭 溪
Rankei

 写真やビデオや印刷など無い時代は、人の一生も30から50年と短く、
それぞれの想いを後世や人に伝えるには、石に刻んで望みを託していました。

 「石造り」は代々後世まで伝わるので、「妥協のない綺麗な形で残したい」
昔の人々が想い、考えた末に完成した形が「石灯篭」や「道しるべ」、
「石塔」でございます。

 灯篭 の 経年変化 

年月を重ねるごとに苔も成長し風格も供えていきます

完成時、数億年の
大地の眠りから「幽玄」な
石の芸術品です
10年の歳月で
「侘び」を楽しめる
お品物になります
30年経過以降は、
百年〜単位で
「寂び」を楽しめます

  三月堂形  柚之木形

春日形
春日形
石灯篭の表面は「苔」が付き易い様に「ビシャン仕上げ」になっています。

春日形灯篭
の火袋部分

古代雪見形灯篭の
請け花付き中台

何処にも色斑の無い厳選した御影石で製作しています
伝統の形は細部まで正確に再現しています
石製品は未来に矛盾や妥協は残せません

 

現代形オブジェ灯篭

(電球入り)

 

 

「記念の石碑」
や「贈答品」に…

建立の年月日、
○○記念の

字彫りも致します 

ご相談お待ちしてます。